ホッホーじいさんが外にでるのを手伝ってくれるというのです。
三人は皆に手を振ると、裏口に向かいました。
この家は、猫が自由に出入りできるよう、窓を少し開けてあります。
窓は少し高い位置にありました。
なるほど、これではホッホーじいさんが居なければ
到底届きそうにありません。

「よし、まずはリリカじゃ。わしにしっかり捕まっておれ」

ヨタヨタとふらつきながらも、じいさんはリリカを窓まで運びました。
次はゴローです。
ゴローは大きな熊の縫いぐるみです。
運ぶのも一苦労でした。
けれど、一番大変だったのはアイビーでした。
プラスチックで出来ているとはいえ、中身は機械です。
ホッホーじいさんはゼイゼイと咳き込みながら、ようやく
アイビーも運び終わりました。

「じいさん、ほんとに一緒に行かないのか」

「そうよ、ホッホーさん、行きましょうよ」

じいさんはバサバサと羽ばたきました。
「ありがとうよ。いいか、二人とも。
リリカをお姫様と思って、しっかりと守るんじゃぞ」

「はぁ?えらくお転婆なお姫様だ」

「違いない」

「なによ」

八へ