娘が学校の先生に
良い事を教わって
きた。

曰く、本は音読せよ。

音読により、中身が
より良く頭に入る事
は多い。

早速、自室に籠もり
音読を開始している。

「今は昔、竹取りの翁
という者ありけり。」

今昔物語か。基本だな、
特に古典は声に出すの
が一番だ。

「そんなにもあなたは
レモンを待っていた。」

あぁ、これ好きなんだ。


「彦次郎の入浴は早い。
戻ってくると、おもんが
酒肴を炬燵の上に
並べていた。
墨烏賊の塩辛や、甘鯛
の…」

…中学の教科書に
池波正太郎が出るの?


「常人とは桁違いの
肉の量を有した男で
あった。その男が
部屋に入った分だけ、
空気が逃げるようで
あった。」


夢枕先生…だろうな。


「連続殺人者ほど社会
に不安と怒りを感じさせ
る凶悪犯人はいない。」


C・ウィルソンって良い
のだろうか…


「かわいい花ね、
知ってる?
たしかイヌフグリ…
または天人唐草とも
いうのよ。」

おいおい待て待て、

「あの子はいつだって
自分でなんとかして
きたんだ。」

「くそぅ、持ってかれた」


…きさま、マンガ
読んでるな。