来年のこと。


やったぁぁぁ!
嫁はん、当たったでぇぇ~!
お年玉付き年賀状の特賞や。

『毎晩、あなたの枕元で希望のあの人が、希望の本を読んでくれる』券やでぇ。
どないする?!


「そんなもん、福山でハーレクインに決まってるやん」

娘、お前さんなら?

「山寺宏一にハリポタ」


俺は…仲間由紀恵さんに源氏物語を


若様は?

「美輪明宏しゃんにグリム童話を」

……渋い。

じゃあジャンケンで…

よっしゃあ!勝ったぁ!



「こんばんは」


お、来た来た。

「お邪魔します」

え?俺が頼んだのは仲間由紀恵さんに源氏物語…


「す、すんまへん、スケジュール合わへんかってん」



というわけで、俺はその晩から一週間、ジミー大西の読む源氏物語を子守歌にした。