高校時代に書いた物がある。
恥ずかしい青春の恥部ってやつだな(笑)
詩とか散文だ。
その中にこんなのがある。
恥を忍んで紹介しよう。


明日、ちゃんと好きって言おう。

どれだけ好きか、毎日あなたのことばかり見てるんだよって。

ちゃんと言おう。

彼のこと考えると苦しい。


泣きたくなるほど胸が痛い。

だから明日、言ってしまおう。

じゃないと…
あたし、あたし…




次の日。

彼女は思い切って彼に想いを打ち明けた。

どんなに好きかを正直に、真っ直ぐに。

嬉しいことに彼もまた、彼女のことが大好きだと言ってくれた。

けれど二人の恋は、そこまでで終わる。


何故なら、彼女は池を泳ぐ金魚だったから。
そして彼は空を行く燕だったから。

彼女はいつも池の中から、空を飛ぶ彼を見ていた。

彼もまた、池をひらひらと泳ぐ彼女を見ていた。


けれど金魚は空を飛べない。
燕は池を泳げない。
二人はそれでも精一杯近づいて、互いの愛を確かめあった。

ある日。

とうとう、彼女は池を飛び出した。
飛べると信じ、奇跡を願ったが、神様はたまたまよそ見をしてたのだろう。

彼女は池の外で干からびて死んだ。

いつものように逢いに来た彼はそれを見つけ、嘆き悲しんだ。

仲間が皆、南へ旅立っても池の側を離れず、冬を乗りきることなく力つきた。

二人の魂はようやく出逢えた。

共に空を飛び、池を泳ぎ、いつまでも離れることなく寄り添っていた。



ね。恥ずかしいでしょ。

高校生の俺よ、一体何が有ったんだ。