「吸血鬼と同等の能力を持ちながら、弱点を持たない。
日の光も、聖水も、大蒜もダメだ。」
耳の後ろを掻きつづける。

「心臓に杭でも打たない限り、
その活動を止める事はできないだろうね。
吸血鬼とは違うんだ。
だが、血を必要とするのは、
普通の吸血鬼と同じはず。」

空模様が怪しくなってきた。
ポツリ、と雨が落ちてくる。
イブの天気予報は良く当たるのだ。

「ところでさ。福やん。」

「何ですか?先生。」

「スヌーピーって何?」


CNWは見事にその役目を果たした。
軍団一の鼻を持つブチローが特定したのは、
あるマンションであった。

ブチローは、町内にいる犬や猫、鳥や爬虫類に
至るまで全て、その臭いを覚えている。
その鼻が今までに嗅いだことのない
犬の臭いがあった。