「ちゃちゃちゃ、こりゃたまげた」
竜馬が勝負を忘れ、呆れ顔で見上げるのも無理は無い。
広目天への変貌を終えた千葉は、身の丈およそ八尺。今で言うと約2m半。
広目天は大きく刀を振りかぶると、竜馬の頭上へ振り下ろした。
辛うじて避けたが、次々と刀は竜馬に襲い掛かる。
その風圧だけで常人なら転倒するに違いない。
刀自体は変わらないが、広目天は腕の長さを最大限利用している。
懐が深い。
飛び込むことすらできない。
しかも竜馬の攻撃は悉く外される。
広目天は見切りの神である。
まるで歯が立たない。
「こりゃあいかんぜよ」
のんびりと言ってはいるが、竜馬の顔に余裕は無い。
振り回される刀を避けるので精一杯なのだ。
何度目かに飛びのいた時、足元が滑った。
仰向けに転がる竜馬に、ここぞとばかりに広目天が走り寄る。
「いかん」
やや、立ち上がるのが遅れた。
その時、竜馬の視界の端に白い物が映った。
「待ちんしゃいっ!」
その白い物は矢のように広目天に向かい、その体をぐるぐると巻き始めた。
たちどころに体も顔面も雁字搦めになる。
「おんしゃ、一反木綿」
竜馬が勝負を忘れ、呆れ顔で見上げるのも無理は無い。
広目天への変貌を終えた千葉は、身の丈およそ八尺。今で言うと約2m半。
広目天は大きく刀を振りかぶると、竜馬の頭上へ振り下ろした。
辛うじて避けたが、次々と刀は竜馬に襲い掛かる。
その風圧だけで常人なら転倒するに違いない。
刀自体は変わらないが、広目天は腕の長さを最大限利用している。
懐が深い。
飛び込むことすらできない。
しかも竜馬の攻撃は悉く外される。
広目天は見切りの神である。
まるで歯が立たない。
「こりゃあいかんぜよ」
のんびりと言ってはいるが、竜馬の顔に余裕は無い。
振り回される刀を避けるので精一杯なのだ。
何度目かに飛びのいた時、足元が滑った。
仰向けに転がる竜馬に、ここぞとばかりに広目天が走り寄る。
「いかん」
やや、立ち上がるのが遅れた。
その時、竜馬の視界の端に白い物が映った。
「待ちんしゃいっ!」
その白い物は矢のように広目天に向かい、その体をぐるぐると巻き始めた。
たちどころに体も顔面も雁字搦めになる。
「おんしゃ、一反木綿」