冬の味といえば、蟹であろう。
漢字で書くと、ちょっと怖いけどな。
新聞の広告によると、蟹三昧食べ放題コースってのがある。
大体、どこの観光地でも2万円前後だ。
本場は丹後かな…
越前も捨て難い。
ん?ここ、えらい安いな?
食べ放題で5千円。

蟹三昧食べ放題!
カニカニカっと笑って
マ、マサカのお値段♪

ま、騙されたと思って行ってみますか。
久しぶりの旅行ライターつくねの出番でありますな。


こんにちは。予約してあったつくねですが。

「これはこれはいらっしゃいませ。うぷぷ。」

…なんですかな、今のうぷぷ、というのは。

「いや、こちらのことで。ささ、早速食べ放題へどぞ。」

おお。ここか。
まずまずの広間ですな。うむ。
では、お願いします。

「はは。ではこちらから」

ほほう。まずは活き造りですな。
はむ。
蟹はやはり、このぷりぷり~っとした噛み応えが…


無い。
なにこれ。
カニカマやないかっ!
これ、どういうことやこれはっ!

「え。」

え、やないがな。蟹は蟹でもカニカマやないかっ!

「つくねさん。広告はちゃんとお読みになりましたか?」

読んだわい。
蟹三昧食べ放題!
カニカニカっと笑って
マ、マサカのお値段♪
と書いてあるがな。

「あ、や。それはそうは読まない。
一旦縦読みしてから横に行くんですわ。
蟹カマ三昧食べ放題、ニカニカっと笑って
マサカのお値段♪
ね?」

ほっほう。なるほどな。ちゃああんと書いてあるな。

「ね。うぷぷ。」

ほんまに食べ放題やねんな?

「え。…ええ」

持って来い。
貯蔵してあるカニカマ全部持って来い。

「あの…」

持って来いちゅうたら持ってこんかいっ!


というわけで、一生分のカニカマを頂戴しました。