「では52分の新快速に乗りましょう」
嫁はんは、高らかにそう、宣言したのであった。

どたどたばたばた
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o

この間、約二十分。

連絡の悪い電車を乗り継ぎ、故郷へ故郷へ。

そして我々は、ほんのチラリと海に立ち寄ることができた。



故郷の海は、ちゃんと綺麗なままだった。

穏やかに、ゆったりと
そこにあった。




全てを飲み込み、全てを与え、海はただ海であり続けていた。

急ぎ足で故郷に帰った俺を笑っている。

焦るな気取るな弱音を吐くな。
俺の胸に溜まった泥団子を全て溶かしてくれた。



小雨が降っていたけど、ほんの少しだけだったけど、思い切って来て良かった。



お土産に丸いスベスベの小石を拾って帰る。

あれ?
海ってのは、穏やかだけど、時には荒れて。
尖った石も丸くしてくれる、か…


何だ、そうか。

うちの嫁はん、海だ(笑

いつだって俺の目の前に海はあったんだ。