昨夜のこと。
パソコンに向かう俺の横で、娘が勉学に勤しんでおられた。

「お父さん」

なんぞぃ

「せざるをえない、てのがあるやん?」

おますなぁ。
それが何か

「どういう使い方をするか、という問いなの」

ふむふむ。
せざるを得ないか。
古くから使われている語句でありますな。
見ざる言わざる聞かざるの次に来る言葉であり、見ざる言わざる聞かざるせざるバザールでござーるというのが本来の使い方で


「お父さん。」


こあい目で見るなよ
わぁったてば。
これ以上、成績が下がらない為には勉強せざるをえない
ぐらいでよろしいかと

「なるほど、さすがお父さん。娘に嫌われない為には、しっかりと答えざるをえないわけね」


できてるじゃん


「ところでお父さん」


なんぞぃパート2


「わたしが書いた短編を評価してくれ」


お。任しときぃ。
なになに…
昔々あるところに

「んなこと書いとらんわっ!」

や、父さん、メガネかけないと

「ほら、これ」


あんがと。
よし、それではと

昔々あるところに


「ボケはいいから」


はっはっは


ここだけの話、表現にやや難が有りながらも、なかなか鋭い短編でした。