「ゆりちゃん、わかるかなぁ、ゆりちゃんのお母さんのお母さんです」

「こんばんは」
ゆりちゃんは頭をさげてご挨拶しました。
おばあちゃんはニコニコと笑っています。

「どうしたの、おばあちゃん?」

「急にみんなに会いたくなってねぇ…ゆりちゃん一人?」

「おとうさんは仕事。おかあさんはパート」

「そうかい…寂しかっただろ、よし、おかあさんが
帰ってくるまでおばあちゃんと遊んでようか」

「うん、でも電気がつかないよ、おばあちゃん。」

「まかしときな」
おばあちゃんは、家の中にあがりこむとあちこち探し始め、
ロウソクを見つけました。

「あった。これで大丈夫。おばあちゃんが、影絵をしてあげようね」

「かげえ?」

暗い部屋にロウソクの灯りが灯りました。
それは、暖かい色でゆりちゃんとおばあちゃんを照らします。