「あぁぁっ!」

周り中が驚く中で、立川先生だけが例によって瞳をキラキラと
輝かせている。
「どうかしたかね、津川君」

「こ、こ、こここ」

「早くも呪いが現れたか?鶏に変化するとは書いてなかったが…」

「こ、この文字っ!」
津川君、宿帳に記された文字に見覚えが有るのだ。
個性溢れるその文字は、正しく不幸のハガキ第二弾。
更には、細工に使った原稿そのもの。

銅像になった津川君をそのままに、残りの三人、さっさと部屋に向かう。

「お客様?お客様、どうなさいました?」
女将に呼びかけられても微動だにしない。

「あなた、津川君があのままよ?」

「ふむ。ま、腹が減ったら気付くだろうさ」
全く子供扱いである。

「そうそう。夫なら大丈夫ですわ。さ、行きましょ、奥様」
冷たいものだが、奥さんはすっかり温泉モードになっている。

完へ