うちの若様が生まれて22日目って
どんなだったろうか。
お母さんのオッパイを一生懸命に
ちゅぱちゅぱ吸っている写真が残っている。
上の娘と、かなり歳が離れた男の子だったから、
無条件に嬉しかった。
まだ生きていた俺の母も、一日中飽かずに眺めていた。

オムツを替えてやることが嬉しく、
頭の匂いが嬉しく、
そして何よりも、ほやぁぁぁ、と泣く声が嬉しかった。
もちろん、夜泣きは確かにしんどいが、
いつかはそれも必ず止まるのだ。

天才バカボンという漫画がある。
ハジメちゃんが生まれた時の話に、
バカボンとパパがハジメちゃんの泣き声を
聞いて喜ぶ、というものがある。

赤ん坊の泣き声は元気で育っている証なのだ。
ここに居るよ、お腹が空いたよと主張する
命がそこにある。

しかしながら、その声がどうしても気に入らない輩も
いるらしい。

22日目の赤ん坊を壁に投げつけるのは、
どういう心を以ってすれば可能なのだろうか。

あぁ、そうか。心が無いのだな。
同じようにしてあげたいのだが、如何なものか。