「ほどいてやっても良い。その為には、告白だ」

「なんだ、何をだ!」

「おまえが犯した罪のことだ。
5年前の夏。おまえ、ストーカーしていた
女子大生を殺しただろう」

ピチョン。
また、水滴の音。

「ばかかよ。あれは裁判で無罪が」

背後の声に明らかに怒りが満ちた。
「おまえの親が大金を積んで雇った弁護士団体が
そうした。被害者の父は、死ぬ直前の娘から
直接聞いているんだ。おまえが犯ったと」

「し、知らない。第一、今更俺が罪を認めても
法律では一度結審した罪を再度問う事は
出来ない」

「そんな事は承知の上だ。
結構。告白しないなら、ずっとこの部屋に
居るが良い。一つ面白いことを
教えてあげよう。
さっきから水滴の音がするだろう?」

「あぁ。」

「あれはな、水ではない。
おまえの血液だ。」

ひゅっと、牧田が息を飲んだ。
四へ