その日も沢柳厚労相は、やたらめったら非難を浴びていた。

「ちぇ。ちょっと本音を言っただけじゃん」

ぶつくさ言いながら家に帰る。

「今帰ったぞ!」
玄関を開け、腹立ち紛れに怒鳴った。

返事が無い。

「おい、どこだ。飯にしてくれ」

静かなままだ。


居間のテーブルの上に置き手紙があった。

『わたしも機械でございます。
勝手ながら、実家にメンテナンスに帰らせていただきます』


その夜、沢柳厚労相の晩飯はポテチだった。
涙でチョッピリしけっていた。

ポテチとカップヌードルの日々は二週間続いたのであった。

なんてな。


自らのうっかり発言とはいえ、思えばアホな事を言ったものである。

言葉ってのは両刃の剣という基本を判っていなかったのだろう。

どんな業界でも、女性を敵に回したら終わりなのですよ。