病室の窓から見える
景色はいつも同じ。
天候が違うぐらいだ。

今日は晴れ。冬が近い
から遠くまで澄んで
見える。

いつまでここに居なく
てはならないのか、
判らない。

だが最近、私には一つ
楽しみが出来た。

窓の外に小鳥が来る
のだ。何と言う鳥か
判らないが、飼われて
いた鳥らしく、人に
慣れていて逃げない。

朝食の残りのパンを
千切ってあげたら、
喜んで食べてくれた。

個室で良かった。

いい大人が小鳥に
話しかけてるなんて
あまりみっとも良い
ものではない。

妻が見舞いに来られ
ない日、その小鳥は
私の格好の話し相手に
なった。