琴美の手から松葉杖が
離れた。
けれど琴美は倒れな
かった。
祐輔がその肩を支えて
いたからである。
大会当日、祐輔は
絶好調だった。
大会は一次予選と
二次予選、それを通過
した上位10名で
決勝が争われる。
決勝に残った面々は、
いずれもがトップ
ランクのスケーター達
ばかりであった。
祐輔は琴美の姿を
探していた。
まだ、大会会場には
来ていない。
昼休憩の時間にもう
一度会場周辺を
探してみた。
「あの。祐輔さん
ですか?」
年配の女性に話し
かけられ、祐輔は
戸惑った。
「あ、はい、そうっす
けど…」
その女性は優しく
微笑むと、祐輔に
言った。
「私、琴美の母です。
いつも琴美がお世話に
なっております。」
「あ、あ。初めまして。」
戸惑う祐輔に母と
名乗る女性は続けた。
「よかった。琴美が
教えてくれた外見
そのままで。」
「あの…。琴美は、あ、
琴美さんは…」
「それが…」
離れた。
けれど琴美は倒れな
かった。
祐輔がその肩を支えて
いたからである。
大会当日、祐輔は
絶好調だった。
大会は一次予選と
二次予選、それを通過
した上位10名で
決勝が争われる。
決勝に残った面々は、
いずれもがトップ
ランクのスケーター達
ばかりであった。
祐輔は琴美の姿を
探していた。
まだ、大会会場には
来ていない。
昼休憩の時間にもう
一度会場周辺を
探してみた。
「あの。祐輔さん
ですか?」
年配の女性に話し
かけられ、祐輔は
戸惑った。
「あ、はい、そうっす
けど…」
その女性は優しく
微笑むと、祐輔に
言った。
「私、琴美の母です。
いつも琴美がお世話に
なっております。」
「あ、あ。初めまして。」
戸惑う祐輔に母と
名乗る女性は続けた。
「よかった。琴美が
教えてくれた外見
そのままで。」
「あの…。琴美は、あ、
琴美さんは…」
「それが…」