人気の少なくなった園内で手帳を取り出し、
キーを確認する。

第一のキー・黒い羽
園内にあるゴミ集積場に向かう。
いつもカラスが溜まり場にしているのだ。
羽の一枚ぐらいあるに違いないという
雄司の推測は、見事当たった。
カラス同士が喧嘩していたのだろうか、
至るところに羽が散乱していた。

第二のキー・ベラドンナのエキス
雄司は、手帳に書いてあった通り、
園内にある植物園に行ってみた。
案内板で確認する。
有った。 裏口から入り、ベラドンナの
花を摘む。

第三のキー・闇の使いの爪
手帳には、猫の爪で良いと書いてある。
確かに、病院があった頃は、住み着いている野良猫達がいた。
病院の廃業と共に、どこかへ消えてしまっている。
あの猫達が居た跡を探せば何とかなるか…
だが、それよりも、もっと手っ取り早い方法を
雄司は見つけた。
園内の特設会場の看板が目に入ったのだ。

「世界のキャットショー」と書いてある。
猫達の爪研ぎ用の柱から採取できた。