「これ…も、アトラクションの一つ?」

「それにしては凝った作りね」

「麻理、あんたこういうの得意でしょ。これ何よ」
興奮する三人の中で、麻理だけが顔色が冴えない。

「これ…マジじゃないかな」

「マジって?なによ」

いい、ちょっと聞いてね、と麻理が説明を始めた。
「まず、ここは元病院なのよ。どうやらここは、
配管とかをまとめてる部屋。その奥にこんなスペースが
あるなんておかしいでしょ。」

「でもそれはお化け屋敷にするときに作ったんじゃないの」

「違うと思う。今までの部屋はどうしてあった?
設備も何もかもそのままだったでしょ。
新しく作ったところなんか、何一つ無い。
しかも」

麻理はそこで言葉を切って三人を見回した。

「あまりにも判りにくいのよ。この部屋は。
あんた達、PSって何の略かわかる?」
全員が首を横に振る。

「パイプスペース。そんな地味な部屋に、
こんな大掛かりな部屋を作る?
たまたま扉が開いてて、灯りが点いてたから
見つけたけどさ」

「じゃあ、何よこの部屋」
泉美の声が震える。

「あたしね、この病院をネットで調べておいたの。怖い噂が有るのよ。」
よしよし、皆怖がってるぞ。麻理は胸の中でほくそ笑んだ。