ここ、西海岸に念願の寿司屋を持つことができた。
頑張ったよなぁ、俺。
アメリカ人相手に、日本の寿司の凄さを見せつけてやらぁ!

「こにちわ。」


お、早速お客さんでぃ。

「へぃらっしゃい!」

「あなたは神を信じますか」


「…帰ってくんな。こちとら仏教徒でぃ。ブッディスト!アンダースタン?」

「おぅ。邪教徒ですね。Go to HELL」

「出ていきゃがれ。ゲラウト!」


くそ。何だってんだよ。塩まいとこ。


「ハ~イ!」

「あ、らっしゃい!」

「ここはジャパニーズすぅしぃね?」

「へぃ、そうでやす。何にぎりましょ」

「わたし知ってまぁす。わたし、つうです。マニアね。マニアは最初握ってもらうのは決まってまぁす」

「お。うれしいね」


「タマにぎってくぅださぁい」

「…ぎょく、って言うんだよ」

「違いまぁす。アメリカ人と思てバカにしないでくらさぁい。おねがいしまぁす。玉にぎってくらさぁい」


「けぇれ。ゲラウト!」

ったく…塩だ塩っ!

「大将、じゃまするよ」

「いらっしゃい」

「いいネタあるねぇ」

「あ、ありがとうございます」

うれしいね、ようやっと普通の客だよ。

「それじゃあ上トロ、しゃり抜きで」


「へぃお待ち…って刺身じゃねぇか」

「次はカッパ巻き。カッパ抜いて。」


「てめぇもけぇれ。」


ったく何だってんだよ。この町はっ!

塩塩塩っ!

…あ。塩きらしちゃった…

買いに行かなきゃ。

確かこの辺りにスーパーが…

あった。
塩…塩…発見っ!

高ぁっ!
何でこんなに高いんだよ!
あり得ねーっ!

仕方ないなぁ…
他に店無いしなぁ…
「これください」

「いらっしゃーい」

「あ。おまえら、さっきのヤツらっ!」

「ふっふっふ。ジャパニーズの店は、ああすると必ず、塩を買いに来るですからね」


きぃぃぃぃぃっ!