雄司は、院長の攻撃を避けながら、院内の図面を
頭に描いていた。
あそこだ、あの部屋に誘導できれば何とかなる。
その思いだけで、傷だらけの体を引き摺っていく。
「なかなかしぶといねぇ。良い材料になりそうだ。
楽しみだねぇ」
着いた。この部屋で勝負をかける。
「なぁ、院長さんよ、あんたが居た病院さ」
「うん?何だね」
「今はお化け屋敷になってるんだよ。
あんたをスカウトしたいもんだね」
「お断りするよ。私はお化けというよりは、
魔物、だからね」
部屋を見回す。よし、予想どうりだ。
「なぁ、院長さん、あんたこの病院をさ、
隅から隅までソックリ同じに作ったって
言ったよな」
「その通りだ。さっきも言っただろ?
居ないのは職員と患者なんだよ。
もっとも、患者の方はもうすぐ手に入りそうだがね。
さて、もう時間が無い。これ以上の鬼ごっこは
止めようか。」
院長が扉の鍵を閉めた。
ありがたい。雄司は鍵が閉まった音を聞いて
何故か、そう呟いた。
「そろそろ出てきたらどうだね」
物陰から雄司が現れた。
「お待たせ」
そう言いながら、壁際まで歩き、赤いボタンを押した。
自動音声によるカウントダウンが始まる。
「…何だ、そのボタンは」
「やっぱり知らないんだ、いい加減な院長だなぁ、あんた。
これはスプリンクラーの起動スイッチだよ」
「スプリンクラー?!私にシャワーを使わせて
くれるのかね?」
頭に描いていた。
あそこだ、あの部屋に誘導できれば何とかなる。
その思いだけで、傷だらけの体を引き摺っていく。
「なかなかしぶといねぇ。良い材料になりそうだ。
楽しみだねぇ」
着いた。この部屋で勝負をかける。
「なぁ、院長さんよ、あんたが居た病院さ」
「うん?何だね」
「今はお化け屋敷になってるんだよ。
あんたをスカウトしたいもんだね」
「お断りするよ。私はお化けというよりは、
魔物、だからね」
部屋を見回す。よし、予想どうりだ。
「なぁ、院長さん、あんたこの病院をさ、
隅から隅までソックリ同じに作ったって
言ったよな」
「その通りだ。さっきも言っただろ?
居ないのは職員と患者なんだよ。
もっとも、患者の方はもうすぐ手に入りそうだがね。
さて、もう時間が無い。これ以上の鬼ごっこは
止めようか。」
院長が扉の鍵を閉めた。
ありがたい。雄司は鍵が閉まった音を聞いて
何故か、そう呟いた。
「そろそろ出てきたらどうだね」
物陰から雄司が現れた。
「お待たせ」
そう言いながら、壁際まで歩き、赤いボタンを押した。
自動音声によるカウントダウンが始まる。
「…何だ、そのボタンは」
「やっぱり知らないんだ、いい加減な院長だなぁ、あんた。
これはスプリンクラーの起動スイッチだよ」
「スプリンクラー?!私にシャワーを使わせて
くれるのかね?」