我が家の台所は二階にある。
日当たり、風通し、風水などを考慮した上での結論である。
設計士の頭を悩ませた甲斐があった。
四季折々に窓から見える景色は、思った以上に私達を癒してくれる。
窓のすぐ下に無花果の樹がある。
この季節は未だ青い果実だが、既に啄ばむ鳥が来る。
鳥の名は余り知らないが、ヒヨドリではなかろうか。
もう少し経てば熟すのだが、そうなれば鴉や山鳩などの
力の強い鳥が来る。
ヒヨドリ達にしてみれば、僅かな期間の楽しみなのであろう。
彼等は、今朝も早くから開店したてのレストランに集まる。
時折、嬉しげにさえずり、梢から梢へと渡る。
その姿をぼんやりと見やりながら、淹れたての珈琲を楽しむ。
生前、母もこの窓から空を眺めていた。
いつの間にか居なくなった年寄り猫も、ここから無花果の樹を眺めていた。
私達家族は、この狭い台所に集まるのが好きだ。
ここから見える景色が平凡であればあるほど、
それは幸せなのかもしれない。
日当たり、風通し、風水などを考慮した上での結論である。
設計士の頭を悩ませた甲斐があった。
四季折々に窓から見える景色は、思った以上に私達を癒してくれる。
窓のすぐ下に無花果の樹がある。
この季節は未だ青い果実だが、既に啄ばむ鳥が来る。
鳥の名は余り知らないが、ヒヨドリではなかろうか。
もう少し経てば熟すのだが、そうなれば鴉や山鳩などの
力の強い鳥が来る。
ヒヨドリ達にしてみれば、僅かな期間の楽しみなのであろう。
彼等は、今朝も早くから開店したてのレストランに集まる。
時折、嬉しげにさえずり、梢から梢へと渡る。
その姿をぼんやりと見やりながら、淹れたての珈琲を楽しむ。
生前、母もこの窓から空を眺めていた。
いつの間にか居なくなった年寄り猫も、ここから無花果の樹を眺めていた。
私達家族は、この狭い台所に集まるのが好きだ。
ここから見える景色が平凡であればあるほど、
それは幸せなのかもしれない。