外に出ると、飼い犬のポン太が心配そうにクゥーンと鼻を鳴らした。
頭を撫でてあげ、晃くんは颯爽と三輪車にまたがる。
出発進行、とスーパー携帯のスイッチを押した。
派手な光と音が出る。
「秘密戦隊、ゴーッ!」
威勢良く声をあげ、晃くんの『お姉ちゃん救出作戦』はスタートした。
その派手な音は、帰宅間近の母、靖子の耳にも届いた。
(あら?あの子、外に出たのかしら…)
慌てて駆け戻ると、晃くんが三輪車で出かけるところだ。
呼び止めようとして靖子は黄色のポンポンに気づいた。
(あれを届けるつもりかしら)
確かに進行方向は幼稚園である。
何か有れば、すぐに飛び出すつもりで靖子は後をつけることにした。
そんな事とは知らず、晃くんはキコキコと進んで行く。
なかなかに順調だ。
微笑ましい様子に、靖子の頬も緩む。
しかし、順調に進むかに見えた『お姉ちゃん救出作戦』に俄かに暗雲が立ち込めた。
晃くんはまだ気づいていないが、進行方向に犬がいるのだ。横山さんの飼い犬、テツだ。
普段は裏庭にいるのだが、間が悪いことに犬小屋の掃除中であった。
もちろん、鎖に繋がれているが、かなり大きい。
晃くんは最大のピンチを迎えた。
3へ
頭を撫でてあげ、晃くんは颯爽と三輪車にまたがる。
出発進行、とスーパー携帯のスイッチを押した。
派手な光と音が出る。
「秘密戦隊、ゴーッ!」
威勢良く声をあげ、晃くんの『お姉ちゃん救出作戦』はスタートした。
その派手な音は、帰宅間近の母、靖子の耳にも届いた。
(あら?あの子、外に出たのかしら…)
慌てて駆け戻ると、晃くんが三輪車で出かけるところだ。
呼び止めようとして靖子は黄色のポンポンに気づいた。
(あれを届けるつもりかしら)
確かに進行方向は幼稚園である。
何か有れば、すぐに飛び出すつもりで靖子は後をつけることにした。
そんな事とは知らず、晃くんはキコキコと進んで行く。
なかなかに順調だ。
微笑ましい様子に、靖子の頬も緩む。
しかし、順調に進むかに見えた『お姉ちゃん救出作戦』に俄かに暗雲が立ち込めた。
晃くんはまだ気づいていないが、進行方向に犬がいるのだ。横山さんの飼い犬、テツだ。
普段は裏庭にいるのだが、間が悪いことに犬小屋の掃除中であった。
もちろん、鎖に繋がれているが、かなり大きい。
晃くんは最大のピンチを迎えた。
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