「これね、全部一緒。あのマンションのマスターキー。ただし、このうちの一本だけがチタンで作られている。イコール、電気を通さない。
ね、最高でしょ?この鍵あげるからさ、自分達で一本づつ入れてみなよ。全ての部屋の扉に全ての鍵を差し込んでけば、運が良ければ解除できるよ。
あ、部屋の扉とは限らないからね。
避難階段の扉かもしれないよ。」
ケタケタケタ。
「あ、注意しとくね。タイムアップは後、二時間。
それでお終い。ぼかーん、だよ。ウケケケケ。それと、磁石で調べるのも止めた方がいい。磁力を帯びた鍵は正解でも作動する。色で見分けるのも無理。似せて作ったからねー。」
どこからか、その自供内容が漏れ、ニュースに流れた。
マンションの住民は絶望に沈んだ。
窓から脱出できた者は幸いだった。
私もマンションの前でウロウロと熊のように右往左往するしかない。
「よう。大変だったな。兄さん。」
徳さんだった。例の革の前掛けをしている。
「徳さん!」
「ばかな野郎が居るみてぇだな。ま、俺にまかしときな。
チタンの鍵を探せばいいんだろ。」
そうか、徳さんならあっという間に見つけ出す事が出来る!
だが、待て。
「徳さん、ダメだよ。だって、あと一度でも舐めたら
徳さんの命が危ないんだろ?そんなのダメだって。」
「大丈夫だ。医者の野郎に事情を言ったら、特別製の薬を
よこしやがった。いっぺんだけなら持つ。さ、行くぞ!」
徳さんを警察に連れていき、私は必死に徳さんの特技を説明した。
警官の中にも、徳さんの作業場を見た者がおり、本物と太鼓判を押した。
俄然、警察は色めき立った。
ね、最高でしょ?この鍵あげるからさ、自分達で一本づつ入れてみなよ。全ての部屋の扉に全ての鍵を差し込んでけば、運が良ければ解除できるよ。
あ、部屋の扉とは限らないからね。
避難階段の扉かもしれないよ。」
ケタケタケタ。
「あ、注意しとくね。タイムアップは後、二時間。
それでお終い。ぼかーん、だよ。ウケケケケ。それと、磁石で調べるのも止めた方がいい。磁力を帯びた鍵は正解でも作動する。色で見分けるのも無理。似せて作ったからねー。」
どこからか、その自供内容が漏れ、ニュースに流れた。
マンションの住民は絶望に沈んだ。
窓から脱出できた者は幸いだった。
私もマンションの前でウロウロと熊のように右往左往するしかない。
「よう。大変だったな。兄さん。」
徳さんだった。例の革の前掛けをしている。
「徳さん!」
「ばかな野郎が居るみてぇだな。ま、俺にまかしときな。
チタンの鍵を探せばいいんだろ。」
そうか、徳さんならあっという間に見つけ出す事が出来る!
だが、待て。
「徳さん、ダメだよ。だって、あと一度でも舐めたら
徳さんの命が危ないんだろ?そんなのダメだって。」
「大丈夫だ。医者の野郎に事情を言ったら、特別製の薬を
よこしやがった。いっぺんだけなら持つ。さ、行くぞ!」
徳さんを警察に連れていき、私は必死に徳さんの特技を説明した。
警官の中にも、徳さんの作業場を見た者がおり、本物と太鼓判を押した。
俄然、警察は色めき立った。