絵がある。
鉛筆だけで描かれているのは動物達である。
中でも一番、目を惹いたのはライオンであった。
ライオンが地面に潜む悪魔を食べている絵だ。
「すごいな…君にこんな才能が有ったとはなぁ」
サディは心から嬉しそうに微笑んでいる。
「おじさんにあげる」
「本当かい?嬉しいな…」
サディは恥かしそうに俯きながら続けた。
「だってこれはおじさんだから」
「このライオンが?私だって?」
金色の髪を振り乱し地雷を掘る姿が、サディには
ライオンに見えたのだ。
「ライオンか…弱いライオンだけどな。ありがとう」
アランはその絵を何枚か、ミシガンに住む妻に送った。
ショーンの墓に供えて欲しいと手紙を添えた。
妻の冷め切った心をその絵が緩やかに溶かした。
彼女は翌朝、郵便局に向かった。
この絵は墓に供えるような絵ではないと思ったのだ。
それよりも、もっと使い道がある。
七へ
鉛筆だけで描かれているのは動物達である。
中でも一番、目を惹いたのはライオンであった。
ライオンが地面に潜む悪魔を食べている絵だ。
「すごいな…君にこんな才能が有ったとはなぁ」
サディは心から嬉しそうに微笑んでいる。
「おじさんにあげる」
「本当かい?嬉しいな…」
サディは恥かしそうに俯きながら続けた。
「だってこれはおじさんだから」
「このライオンが?私だって?」
金色の髪を振り乱し地雷を掘る姿が、サディには
ライオンに見えたのだ。
「ライオンか…弱いライオンだけどな。ありがとう」
アランはその絵を何枚か、ミシガンに住む妻に送った。
ショーンの墓に供えて欲しいと手紙を添えた。
妻の冷め切った心をその絵が緩やかに溶かした。
彼女は翌朝、郵便局に向かった。
この絵は墓に供えるような絵ではないと思ったのだ。
それよりも、もっと使い道がある。
七へ