美穂は思い切って飛び降りた。
凄まじい痛みが足から脳天に突き抜ける。
おかげでまた、意識が明瞭になった。
車に陽一を乗せ、自らも乗り込む。
「あなたも早く…」
美穂の言葉が途中から嗚咽に変わった。
夫は既に骨だけになっていたのだ。
ぎり、っと唇を噛みしめ、そろそろと車をスタートさせる。
夫に最後の一瞥をくれ、美穂は表通りに出た。
思わず悲鳴をあげる。
そこかしこに食い殺された人間達が倒れていたのだ。
襲っているのは、鴉、雀、鳩などの鳥類が主だ。
犬や猫も野生に戻り、血肉を求めて走り回っている。
何処に行けばいいのだろう。
美穂は途方に暮れた。
とりあえず、海だ。
船の上なら何とかなるかもしれない。
美穂は港へ車を走らせた。
同じ思いを抱いた者達で港は溢れていたが、
子ども連れで大怪我を負っている美穂は優先された。
凄まじい痛みが足から脳天に突き抜ける。
おかげでまた、意識が明瞭になった。
車に陽一を乗せ、自らも乗り込む。
「あなたも早く…」
美穂の言葉が途中から嗚咽に変わった。
夫は既に骨だけになっていたのだ。
ぎり、っと唇を噛みしめ、そろそろと車をスタートさせる。
夫に最後の一瞥をくれ、美穂は表通りに出た。
思わず悲鳴をあげる。
そこかしこに食い殺された人間達が倒れていたのだ。
襲っているのは、鴉、雀、鳩などの鳥類が主だ。
犬や猫も野生に戻り、血肉を求めて走り回っている。
何処に行けばいいのだろう。
美穂は途方に暮れた。
とりあえず、海だ。
船の上なら何とかなるかもしれない。
美穂は港へ車を走らせた。
同じ思いを抱いた者達で港は溢れていたが、
子ども連れで大怪我を負っている美穂は優先された。