つくね亭にいつもの面々が集まって来た。
今日はクリスマスパーティーだ。
机の上には、山盛りのチキン南蛮。
「熊、パツキンの具合はどうだい?」
「や、ねこや師匠。どうやら徐々に回復してますがね、
年内はまだ病院でしょう」
「そうか。仕方ない奴だねぇ。とりあえず、このチキン南蛮の
山盛りを撮影してメールで送っときな。
奴にはそれが何よりのクスリだぁよ」
常連達がそれぞれ、思い思いに愉しむ中、谷山も直美も
春美と共にテーブルを囲んでいた。
「谷山はん、ほんまにありがとね。民子さん、すごく喜んでたわ。
涙ぽろっと一つだけ流してな、あれやな、悲しい涙と
嬉しい涙は色が違うな」
ささ、もう一杯、と銚子を傾けながら春美が微笑んだ。
「良かったよ、ほんと。春美ちゃんには感謝してる。
僕らしくもない、途中で諦めるところだった。
それはそうと…春美ちゃん、元気出た?」
「うん、なんやろな、もう大丈夫やわ。
この店で腹いっぱい食べたらな、
なんでか元気になるねん」
不思議そうに首を傾げる春美に、直美が言った。
「不思議じゃないですよ。だって、食べるってことは
他の命を体に入れるってことでしょ?
そのことに感謝できるか出来ないか、生きてるってことを
実感できるか出来ないか。それが大切なんですよ。
春美さん、きっともう大丈夫ですよ。
……主任、あたしの顔に何か付いてます?」
あんぐりと口を開けたまま、直美を見つめる谷山が
慌てて言った。
「いや、物凄い正論だったからさ。見直しちゃったな、
お酒入ったせいかな」
「なんでやねん」
「違う。裏手ツッコミはもう少しスナップ利かせて」
「なんでやねん」
「そうそう」
つくね亭に笑い声が満ちていく。
来年も、再来年もきっと、この笑い声は絶えることがないだろう。
さて、今年も無事、クリスマスイブを迎えられました。
当ブログを訪ねていただいた全ての皆さまに
つくねからメリークリスマス。
今日はクリスマスパーティーだ。
机の上には、山盛りのチキン南蛮。
「熊、パツキンの具合はどうだい?」
「や、ねこや師匠。どうやら徐々に回復してますがね、
年内はまだ病院でしょう」
「そうか。仕方ない奴だねぇ。とりあえず、このチキン南蛮の
山盛りを撮影してメールで送っときな。
奴にはそれが何よりのクスリだぁよ」
常連達がそれぞれ、思い思いに愉しむ中、谷山も直美も
春美と共にテーブルを囲んでいた。
「谷山はん、ほんまにありがとね。民子さん、すごく喜んでたわ。
涙ぽろっと一つだけ流してな、あれやな、悲しい涙と
嬉しい涙は色が違うな」
ささ、もう一杯、と銚子を傾けながら春美が微笑んだ。
「良かったよ、ほんと。春美ちゃんには感謝してる。
僕らしくもない、途中で諦めるところだった。
それはそうと…春美ちゃん、元気出た?」
「うん、なんやろな、もう大丈夫やわ。
この店で腹いっぱい食べたらな、
なんでか元気になるねん」
不思議そうに首を傾げる春美に、直美が言った。
「不思議じゃないですよ。だって、食べるってことは
他の命を体に入れるってことでしょ?
そのことに感謝できるか出来ないか、生きてるってことを
実感できるか出来ないか。それが大切なんですよ。
春美さん、きっともう大丈夫ですよ。
……主任、あたしの顔に何か付いてます?」
あんぐりと口を開けたまま、直美を見つめる谷山が
慌てて言った。
「いや、物凄い正論だったからさ。見直しちゃったな、
お酒入ったせいかな」
「なんでやねん」
「違う。裏手ツッコミはもう少しスナップ利かせて」
「なんでやねん」
「そうそう」
つくね亭に笑い声が満ちていく。
来年も、再来年もきっと、この笑い声は絶えることがないだろう。
さて、今年も無事、クリスマスイブを迎えられました。
当ブログを訪ねていただいた全ての皆さまに
つくねからメリークリスマス。