『ナカマタチニ タスケテモライマシタ。
シュウフクガ フカノウナモノハ、マダ ウゴケルモノニ
ジブンノ ブヒンヲ ワケアタエタノデス。
ソシテ ダンダント ヘッテイキマシタ…
ノコルノハ ワタシダケデス』

「そうか…錆び付いたパーツの代わりを
仲間から分けてもらって生き延びてきたのか…」

『アナタニ ステキナ コトバヲ オシエテモライマシタ。
ナカマニ イオウト オモイマス』
アールはそう言うと、朽ち果てた仲間の間をキュルキュルと
移動し始めた。
一台ずつに、『アリガトウ』と言っている。

真吾は、その姿に胸が震えた。
仲間に礼を言い、花を育てるロボット。
たった一人きりで長く宇宙を旅してきた真吾にとって、
アールの優しさは胸に沁みた。

『コレデ イイ。イカガデシタカ? 
オヤクニタツモノハ アリマシタカ』

「いや、残念だが…そうだ、地球に連絡したいんだが、
そんな設備が有る部屋に案内してくれるか?」

『ゴザイマストモ コチラニドウゾ』
幸いな事に、設備その物は故障していないようだ。
が、肝心の電力が無い。