「わてのケンタちゃんを甘う見たらあかんで」

「く、くそ」

その時だった。

FAXが一枚の画像を吐き出した。


「来た。わしのトライデント君が送ってくれたでぇ~。こら嫁はん」


「な、なんやさ」

「おまえ、こないだ同窓会に行く言うてたな」

「ぎくぅっ」

「おまえの同窓会はあれか、京橋のラブホでやるんか。相手は石谷俊一48歳・家電メーカー営業課長『今夜は遅くなるって言ってきたの』か。」


二人はしばらく見つめ合った。


「…痛み分けでええか」


「しゃあないな…」

「今日の飯は?」

「カレーやし」


「らっきょう多目」



「ふっ。お隣、またカレーやて。らっきょう多目?うぷぷ、らっきょう頭のくせして」

隣に住む安江智子は、愛機・聖徳一号から送られてくる情報にほくそ笑むのだった。