「こんにちはー」

先に到着しているメンバーに笑顔で挨拶する。


第一印象はかなり良かった。
皆も麻実から目を離せないのだ。


響子も目を丸くして見つめている。


有頂天の麻美に男性の一人が尋ねた。


「あの…豊田、さんでしたっけ」


「ええ。豊田麻美です」


「…コスプレ、好きなんですか」


「え?」


「だって、そのメイク、デーモン閣下…」


「ええっ!マジ?!」

慌てて鏡を取り出し、確認した。

一人で盛り上がっていた為に気づかなかったのだが、それはまさしくデーモン閣下そのものであった。

仕方ない、麻実は開き直った。

「わははははは。お前もリカちゃん人形にしてやろうか」

ヤケクソになり、盛り上げまくる。


やってしまった…
閣下の真似をしながらも、その瞳に涙がにじむ。


散々盛り上がったコンパは第二会場へ向かうことになった。

今日はもう帰ろうと化粧室に向かう麻実を憧れの彼が呼び止めた。


「よ、良かったら僕とお付き合いしてください。僕、あなたのような人を探していたんです」


「…まじ」

「まじです」

恐るべし、風水化粧品。

今回、この風水化粧品を先着20名の方に特別価格にて。

いまなら布団圧縮袋を二枚付けて、お届けいたします。