WH社極東支部ビルに山崎が入っていく。

山崎は、アランを呼び出した。

「おや、山崎さん。いつから来てもらえますか」

「アランさん。誠に申し訳ないですが、今回のお話は無かった事に」

アランは猛禽類のような目で山崎を睨んだ。

「…いいんですか。お子さんは」

山崎はアランの前にスマート地雷の資料を丁寧に差し出し、にっこりと微笑んだ。

「募金が集まりました。七千万。悪魔に手助けしてもらわずに済みました」

では、と背中を向ける山崎にアランが吠える。

「貴様、後悔するぞ」

立ち止まらず、背中を向けたまま山崎は言った。


「実販の山崎は人を幸せにするものしか売らない」


二週間後、彰宏を載せた飛行機が飛び立つ頃、山崎はスーパー平和屋に居た。

「山崎はん、息子さん今日アメリカじゃ?」

「あ、明日行きます。ここは前から約束してましたんで。」
さぁ、行きますかな、と気合いを入れる。


「毎度ありがとうございます~!実販の山崎、お約束通り戻ってまいりました~」