「何を甘いことを…どれほど私がお前たちのことを思っているか…」
呟きながらアランは山崎から視線を逸らした。
中庭に向かうショーンの姿が見えた。
「ショーン…愛しているんだ」
「その言葉、もっと早く、ショーン君に言うべきでしたね」
山崎がアランの背中に言った。
「でも、愛してると言うのに、遅すぎるってことは無いですよ」
しばらく沈黙したまま、ショーンの姿を目で追っていた
アランは、ゆっくりと振り返り、眠る彰宏に深々と頭を下げた。
山崎と春海にも小声でサンキューと呟き、中庭に向かった。
デルフィニュームが咲き乱れる中庭で、ショーンは空を見上げている。
「そんなに口を大きく開けていると、鳥のフンが入るぞ」
父の声にショーンは振り向き、笑った。
「どうした。父さん、そんなにおかしな事言ったか?」
「違うんだ。父さん。父さんが言ったこと、僕も彰宏君に言ったことが
あるんだよ」
ショーンの車椅子を押しながら、彰宏との事を聞き、アランも笑った。
「そうか。彰宏君、素敵な子だな」
「うん。早く、ドナーが見つかると良いのにな…僕の心臓で良ければ
あげてもいいぐらいだ」
十四へ
呟きながらアランは山崎から視線を逸らした。
中庭に向かうショーンの姿が見えた。
「ショーン…愛しているんだ」
「その言葉、もっと早く、ショーン君に言うべきでしたね」
山崎がアランの背中に言った。
「でも、愛してると言うのに、遅すぎるってことは無いですよ」
しばらく沈黙したまま、ショーンの姿を目で追っていた
アランは、ゆっくりと振り返り、眠る彰宏に深々と頭を下げた。
山崎と春海にも小声でサンキューと呟き、中庭に向かった。
デルフィニュームが咲き乱れる中庭で、ショーンは空を見上げている。
「そんなに口を大きく開けていると、鳥のフンが入るぞ」
父の声にショーンは振り向き、笑った。
「どうした。父さん、そんなにおかしな事言ったか?」
「違うんだ。父さん。父さんが言ったこと、僕も彰宏君に言ったことが
あるんだよ」
ショーンの車椅子を押しながら、彰宏との事を聞き、アランも笑った。
「そうか。彰宏君、素敵な子だな」
「うん。早く、ドナーが見つかると良いのにな…僕の心臓で良ければ
あげてもいいぐらいだ」
十四へ