昨日、京都をうろついていて、若い頃の美しい日々を思い出した。

京都で暮らし始めたのは18歳の頃だ。
上賀茂神社の清浄なる空気と、賀茂川の流れに近い柊別という地であった。

だからといって、美しいその自然が記憶に残っているわけでもない。
初めて食べた王将の餃子と、その頃付き合っていた聡美ちゃんの事などを思い出すくらいだ。

歌の上手い子だった。
夕日が差し込むアパートで、彼女の自作の曲を聴いたりしたものである。

その次に住んだのは伏見区の外れ、中書島。
古の遊郭の建物がまだ残っている情緒溢れる街並みであった。

京阪中書島駅を出て右側の突き当たり、ここにも王将があった。
餃子も美味けりゃ中華丼も美味い店であった。

その当時付き合っていた恵子ちゃんと、その次に付き合った弥代美ちゃんと、その次の次に付き合っていた真実ちゃんの思い出と中華丼が中書島の全てである。

それからしばらく、京都を離れ、枚方公園に住まいを定めた。

坂の多い街であった。
自分の部屋には余り帰らずに、同棲していた真理子ちゃんの部屋とスタジオの往復であった。
スタジオの近くには、王将があった。
二階席の窓際から阪急東通りを眺めると、丁度王将の前がピンサロの入り口である。
客引きに立っている綺麗なお姉さんを眺めながらだと、食事も進んだ。



おかしいな。
青春の美しい日々を書くつもりが、王将と女性の話になってしまうじゃないか。

この辺りでやめとこっと。