夕方、二階の窓を開けて風を入れる。

嫁はんが飯を作り始めた。
手伝いながら、バカみたいな会話を交わす。

小指一本だけ濃く作った水割りを飲みながらだから、大して役には立ってはいない。

BGMはサザンのバラッド。唯一、歌詞カード無しで全曲歌えるCDだ。

嫁はんも声を合わせ歌う。

『ささやくだけでいい~♪』


彼女の手先が止まる。

「この歌の歌詞が意味わかんなくてねー。」と笑う。


え?だってもろにエッチィな歌詞じゃん?聴きゃあ判りそうな…


「あたし、これ聴いた時、10歳だけど?」



俺は…大学生でしたね…

何だか、水割りが急に回ってきた気がする。