「おはようございます」

斉藤君が出勤して
きた。

「おはよう。昨日も
来たみたいだね。」

「益田君すか?店長
、あれヤバイすよ。
絶対なんかやって
ますよ。」

「なんで?」

「…服が血まみれ
だったんす。」

たまらなく不安に
なった俺は、陽子
ちゃんの携帯を呼び
出してみた。

応答が無い。

店を斉藤君にまかせ、
陽子ちゃんの
マンションに向かった。

玄関が開いている。

「陽子ちゃん?」

中に入った俺は息を
飲んだ。
玄関は血の海だった。

「陽子ちゃん!
居るのか!居たら
返事してくれっ!」

陽子ちゃんは
見当たらない。

その時、携帯が
鳴った。

「店長っ!来た、
来たっ!」

「どうした、斉藤君っ
!何があったんだ!」

だが俺の耳に聞こえて
くるのはバイクの
エンジン音だけだ。

俺はとにかく店に
戻る事にした。