どうしても勝てないライバルが存在する。
それは、果たして幸か不幸か。

例えば、谷亮子にどうしても勝てなかった長井淳子。
オリンピック出場が掛かった試合で、10戦とも
判定で負けた(つまりは一本負けではない)選手である。
巨大なライバルが常に目の前に居る道を
歩き続ける精神力は、並大抵のものではないと思う。

そこまで大きな話ではないが、俺にもライバルがいる。
今のところ、一度も勝てない。
悔しいが、センスも実力も向こうが上だ。
が、全く歯が立たない程の絶望的な差でもない。
次は勝てるかも、そう思えるぐらいの開きだ。

これが堪らなく面白い。
今度こそ、と頑張れる何かがある人生は、
張りもあれば艶も出る。

それもこれも努力が有ればこそ。

さて、鍛錬開始。