人生に嫌気がさした。
誰でもいいから殺したかった。
そんな理由で、沢山の人が居る場所に油を撒いて火をつけた男がいる。
サラ金に借金があったとも聞く。
『誰でもいいから殺したい』か。
自分の人生に責任が持てません、悪いのは私をこんなにまでした世間です、と
不貞腐れる傲慢な顔が見え隠れする台詞だ。
どうあってでも生きていたいと懸命に頑張っていた人がいた。
ただ一つの望みが、生きて家族と暮らしたいという人だった。
神様ってやつ、いるんなら降りて来い。
あのな、人生に嫌気がさしたって奴がいるんだよ。
そいつの人生、本当に生きたがっている人と交換してやってくれんか。