昨日と同じ夜なんだ。
彗星が流れたわけでも、月が欠けたわけでもない。
初雪すら落ちてこない。
明日が今日になっただけ。

でも今夜は特別な夜なんだ。
子供にも大人にも、犬や猫にだって。

そして君と僕にとっても特別な夜なのに。
まだ仕事の僕は、やきもきしながら時計を盗み見てる。

たぶん君もそうだ。
冷めかけたチキンやシチューを温め直そうか迷いながら。

今から帰るよ、飛んで行くよ。

イルミネーション輝く街並みを抜けて、矢のように帰るよ。

サンタクロースと競争しても勝てるぐらいさ。



…若い頃に作った歌詞だ。
なんとまぁ恥ずかしいことを平気で臆面も無く厚かましいったらありゃしない。

顔が赤くなる。
穴があったら20mほど掘り下げてから入りたいぐらいだ。

クリスマスイブなのに俺は仕事している。
束の間の休憩にお握りを頬張りながら、これを書いている。

あの頃の自分に教えてやりたい。

それな、本当に起きる出来事だよ。

さて、仕事が終わった。
サンタクロースと競争開始だ。