少しお腹が張っているような気がする。
里美は学校の中にある部屋で、早目に横になった。
その背中を優しくさする俊輔の手が暖かい。
いつの間にか里美は眠っていた。
父と母の夢を見た。
二人とも、心配そうに見つめている。
(やだなぁ、父さんも母さんも…ちゃんと産んでみせるからね)
里美は聞きなれた声で目覚めた。
ぼんやりと目を開ける。
「…ムアンギくんっ!」
ムアンギの声が聞こえた気がした。
慌てて外に出る。俊輔はまだ眠っていた。
やはりそうだ。ムアンギが村の広場に居た。
体よりもはるかに大きな銃を背負っている。
ゲリラが補給に寄ったらしく、彼も荷物を運んでいた。
ただでさえ重い銃を背負っている上に、
両手に荷物をぶら下げている。
ムアンギはよろめいて荷物を落としてしまった。
その途端、彼は一緒にいた男に足蹴にされた。
「気をつけろ!きさまなんかより、その荷物の方が余程大事だ!」
「ご、ごめんなさい」
しつこく男は蹴り続けた。
九へ
里美は学校の中にある部屋で、早目に横になった。
その背中を優しくさする俊輔の手が暖かい。
いつの間にか里美は眠っていた。
父と母の夢を見た。
二人とも、心配そうに見つめている。
(やだなぁ、父さんも母さんも…ちゃんと産んでみせるからね)
里美は聞きなれた声で目覚めた。
ぼんやりと目を開ける。
「…ムアンギくんっ!」
ムアンギの声が聞こえた気がした。
慌てて外に出る。俊輔はまだ眠っていた。
やはりそうだ。ムアンギが村の広場に居た。
体よりもはるかに大きな銃を背負っている。
ゲリラが補給に寄ったらしく、彼も荷物を運んでいた。
ただでさえ重い銃を背負っている上に、
両手に荷物をぶら下げている。
ムアンギはよろめいて荷物を落としてしまった。
その途端、彼は一緒にいた男に足蹴にされた。
「気をつけろ!きさまなんかより、その荷物の方が余程大事だ!」
「ご、ごめんなさい」
しつこく男は蹴り続けた。
九へ