次の日、店を出る丁稚達は真っ直ぐに国許を目指します。
皆、一刻も早く親元へ帰ろうと走り出さんばかりに出て行きました。
見送る源兵衛は満足そうでございます。
「さて、奥や。おぉい、いるかい?」
奥さんを呼びます。
「はぁい、どうかしました?あらあなた、まだ御用意されて
ないんですか。今日は茨城のお母様の所にいらっしゃるのでしょう?」
「ところがだ、お袋様は今日からかかる芝居が見たいそうだ。
ちょい、付き合ってくるよ」
「はいはい。行ってらっしゃい。あら?この貝殻は何かしら」
源兵衛が笑いました。
「そいつは丁稚達が真っ直ぐ帰るおまじないさ。
安い傷薬だけど食べすぎに、たいそう良く効くんだよ」
「食べすぎ?」
そう、道草の食べすぎには事のほか良く効くので
ございます。
皆、一刻も早く親元へ帰ろうと走り出さんばかりに出て行きました。
見送る源兵衛は満足そうでございます。
「さて、奥や。おぉい、いるかい?」
奥さんを呼びます。
「はぁい、どうかしました?あらあなた、まだ御用意されて
ないんですか。今日は茨城のお母様の所にいらっしゃるのでしょう?」
「ところがだ、お袋様は今日からかかる芝居が見たいそうだ。
ちょい、付き合ってくるよ」
「はいはい。行ってらっしゃい。あら?この貝殻は何かしら」
源兵衛が笑いました。
「そいつは丁稚達が真っ直ぐ帰るおまじないさ。
安い傷薬だけど食べすぎに、たいそう良く効くんだよ」
「食べすぎ?」
そう、道草の食べすぎには事のほか良く効くので
ございます。