201X年、ナスカで新たな地上絵が発見された。


ある日を境に、急激に
盛り上がったそれを
欧米の研究チームでは
解明できなかった。

緊急に呼び寄せられた
日本チームのスタッフ
は我が目を疑った。

どう見ても古くから
日本に伝わる模様にしか見えなかったからだ。


「あれは…我が国に
伝わる模様の一種です。」


「それは何かの意味を
持つのか?」


「…判りません。
しかしながら、我々は
それを『へのへのもへじ』と呼びます。」


その頃、火星の運河上
に不思議な模様が浮かび上がっていた。

肉眼でもハッキリと
見えるそれは、
『つるさんはまるまるむし』であった。

そしてまた、木星では
『かわいいコックさん』が。



不思議な模様はそれで
収まった。


誰が描いたかは判らないが、おそらくは、それ以外の絵描き歌を知らなかったのだろう。