「仕方ない。手分けして探そう。この公園を中心にして、みんなで
探すんだ。次の公園にマークはある。大きな公園を探そう。」
皆が手分けし四方に散った。ミニーだけは、公園に残った。
「ミニーちゃん、いいかい。この小屋から出たら駄目だよ。」
さとこに残ってもいいよ、とハナクロが声をかけたのだが、
彼女自身が断ったのだ。
「僕、大丈夫。ここから動かないよ。母さんが帰ってくるのを
ちゃんと待っているから。」
「判った。ミニーちゃんも、立派な仲間だからな。えらいぞ。
おじちゃん達も、母さんも、すぐに帰ってくるからね。」
この間の犬がまだ、狙っているかもしれない。
そのような状況で、皆がバラバラになる事自体が危ないのだ。
ミニーを小屋に隠しておく方が、まだしも安全であった。
マークをつけた木は、2km離れた公園でマリナが見つけた。
皆、歓声をあげる。急いでミニーが隠れている小屋に戻った。
「ミニーちゃん…」
「ミニーちゃん、出ておいで。」
だが、ミニーは姿を消していた。
小屋の外に、人の足跡が残っている。皆は、その跡を追いかけた。
ミニーが居た。ミニーは、少女の腕に抱かれて眠っていた。
「おかあさん、この子本当に飼ってもいいの?」
「ええ、ちゃんと世話をするならね。」
「大丈夫、あたしちゃんと世話するから。」
ミニーは隠れていた小屋から外に出て、少し居眠りしているところを
少女に見つかったのだった。
「行きましょう。ハナクロさん。」
さとこがミニーに背中を向け歩き出す。
「でもさとこさん、ミニーちゃんは…」
「もともと、あの子は私の子でも何でもありません。
急ぎましょう。猫の森はもうすぐです。」
「さとこさん…」
強がっていることは皆にもよく判った。二人は、実の親子以上に
愛し合っていたのだ。
「優しい飼主が見つかってよかった。さようなら、ミニー。
母さんのことはもう忘れていいからね。
なんだろね。もう出なくていいのに、
まだオッパイが出てくるよ。」
さとこはそう言って笑った。笑いながら泣いた。
探すんだ。次の公園にマークはある。大きな公園を探そう。」
皆が手分けし四方に散った。ミニーだけは、公園に残った。
「ミニーちゃん、いいかい。この小屋から出たら駄目だよ。」
さとこに残ってもいいよ、とハナクロが声をかけたのだが、
彼女自身が断ったのだ。
「僕、大丈夫。ここから動かないよ。母さんが帰ってくるのを
ちゃんと待っているから。」
「判った。ミニーちゃんも、立派な仲間だからな。えらいぞ。
おじちゃん達も、母さんも、すぐに帰ってくるからね。」
この間の犬がまだ、狙っているかもしれない。
そのような状況で、皆がバラバラになる事自体が危ないのだ。
ミニーを小屋に隠しておく方が、まだしも安全であった。
マークをつけた木は、2km離れた公園でマリナが見つけた。
皆、歓声をあげる。急いでミニーが隠れている小屋に戻った。
「ミニーちゃん…」
「ミニーちゃん、出ておいで。」
だが、ミニーは姿を消していた。
小屋の外に、人の足跡が残っている。皆は、その跡を追いかけた。
ミニーが居た。ミニーは、少女の腕に抱かれて眠っていた。
「おかあさん、この子本当に飼ってもいいの?」
「ええ、ちゃんと世話をするならね。」
「大丈夫、あたしちゃんと世話するから。」
ミニーは隠れていた小屋から外に出て、少し居眠りしているところを
少女に見つかったのだった。
「行きましょう。ハナクロさん。」
さとこがミニーに背中を向け歩き出す。
「でもさとこさん、ミニーちゃんは…」
「もともと、あの子は私の子でも何でもありません。
急ぎましょう。猫の森はもうすぐです。」
「さとこさん…」
強がっていることは皆にもよく判った。二人は、実の親子以上に
愛し合っていたのだ。
「優しい飼主が見つかってよかった。さようなら、ミニー。
母さんのことはもう忘れていいからね。
なんだろね。もう出なくていいのに、
まだオッパイが出てくるよ。」
さとこはそう言って笑った。笑いながら泣いた。