「乱蔵、女泣かせすぎちゃうか」
「あほか。恨み買うような事してへん」
「ま、ええやん。打ち上げ行こうで」

俺達は馴染みの居酒屋に向かおうとライブハウスを出た。

ギターを担ぎ歩き出した俺の視野の端に、白い服が見えた気がした。

気にしすぎだな…とりあえず飲もう。今夜のライブは最高だった。

だが。

麻理子は少しずつ近づいてきていた。

ライブのたびに、花束が届いた。
キツい香りのメッセージカードを添えて。
そしてその内容は段々とおかしくなっていった。