僕達は作戦会議を開いた。

「なぁ、やっぱり大人に手伝って
もらった方がよくないか?」
珍しく俊彦が弱音を吐く。

「僕もそう思う。」
隆志もうつむいたままだ。

「…よし、僕、お父さんに頼んでみるよ」

「いいのか、彰ちゃん。」

「お父さんやってくれるかな?」

「大丈夫。任せてよ」
僕には自信があった。

お父さんなら、きっと大丈夫。
なぜなら、お父さんに売れない物なんて
無いからだ。



「…というわけなんだよ、お父さん」

「ふむ。高木屋さん、そんなことになってたのか…」
お父さんは、僕の話を聞いて考え込んだ。

「そうなんだ、お父さん。ねぇ、手伝ってくれるでしょ?
お父さんが店で売ってくれたら、全部売れるよ」

だけどお父さんはムッツリと黙り込んだままだ。

「ねぇねぇ、お父さんたら」
すると、お父さんは僕を見て、重い口を開いた。