「その声は…バートリ
か。エリザベート・
バートリ。まだ諦めて
いなかったのか!
どうりで辺りが
血生臭いはずだ。」
エリザベート・バー
トリ。
1560年、ハンガリーの
名家に産まれた彼女は
別名、血まみれの伯爵
夫人と呼ばれた。
己の美貌を保つ為だけ
に600人からの処女を
殺し、その血を集め
入浴したと言われる。
その彼女が現代の日本
に現れた。
ゆっくりと姿を現した
エリザベートは、
16世紀の貴族そのまま
の姿で空中に浮かんだ
。
その姿をうんざりと
眺めながら先生は
言った。
「いい加減にして
欲しいな。
私は絶対にお前なんか
に飼われるつもりは
無い。
お前の手に抱かれたら
私の高貴な毛並みが
血まみれになって
しまう。」
バートリの声はまるで
鈴を転がすようで
あったが、話す内容は
おぞましいものだった。
「あぁら。そのような
冷たい事をおっしゃい
ますな。そなたの血が
私にどれほど必要な
ものか、判っては
いただけないのかしら
。少し頂戴しただけで
肌が乙女の艶やかさを
取り戻しましたのよ。」
紫の扇で隠されて
見えないが、おそらく
舌なめずりしているに
違いなかった。
「どんな手だてを
使っても、そなたの血
を頂戴いたします。
その為に、このような
東方の妖怪どもと手を
組みましたのよ?
処女の血は私が、肉と
骨はあやつらどもが。
そうそう、この家の
娘、なかなかに良い
血を持っていそう。
オードブル代わりに
いただこうかしら?」
か。エリザベート・
バートリ。まだ諦めて
いなかったのか!
どうりで辺りが
血生臭いはずだ。」
エリザベート・バー
トリ。
1560年、ハンガリーの
名家に産まれた彼女は
別名、血まみれの伯爵
夫人と呼ばれた。
己の美貌を保つ為だけ
に600人からの処女を
殺し、その血を集め
入浴したと言われる。
その彼女が現代の日本
に現れた。
ゆっくりと姿を現した
エリザベートは、
16世紀の貴族そのまま
の姿で空中に浮かんだ
。
その姿をうんざりと
眺めながら先生は
言った。
「いい加減にして
欲しいな。
私は絶対にお前なんか
に飼われるつもりは
無い。
お前の手に抱かれたら
私の高貴な毛並みが
血まみれになって
しまう。」
バートリの声はまるで
鈴を転がすようで
あったが、話す内容は
おぞましいものだった。
「あぁら。そのような
冷たい事をおっしゃい
ますな。そなたの血が
私にどれほど必要な
ものか、判っては
いただけないのかしら
。少し頂戴しただけで
肌が乙女の艶やかさを
取り戻しましたのよ。」
紫の扇で隠されて
見えないが、おそらく
舌なめずりしているに
違いなかった。
「どんな手だてを
使っても、そなたの血
を頂戴いたします。
その為に、このような
東方の妖怪どもと手を
組みましたのよ?
処女の血は私が、肉と
骨はあやつらどもが。
そうそう、この家の
娘、なかなかに良い
血を持っていそう。
オードブル代わりに
いただこうかしら?」