レンゲ畑のことを書いた。
今朝、夜勤明けに写真も撮ってみた。

こんな感じ。



先ほど、通りかかったら、既に耕されていた。
レンゲは、そうやって土地を強くする。

楽器屋に勤めていた頃の話をする。
夏ちゃんという女性と知り合いになった。
彼女は、関西圏ではかなり名の売れたバンドのギタリスト。
一度、ライブを見に行って、その鋭いギターワークに打ちのめされた思い出がある。

ギターは鋭いが、いたって穏やかで朗らかな素敵な女性だった。


いつの間にか、仲良しになった彼女から、ある時、重大な相談を受けた。


結婚かバンドか、だ。

テレビでの露出が多くなり、プロとしての道が開けてきた。

彼の仕事は先生。
結婚したら、九州の離島で小さな小学校に赴任する事が決まっていた。


俺は、こうアドバイスした。

「どっちを選んでも、音楽は続けられるよ」


結局、彼女は彼と共に離島へ向かった。

「島の子供達に音楽の楽しさを教えるの」

そう言って微笑んだ夏ちゃんを思い出した。

蘭の花とレンゲの花、彼女はレンゲの花を選んだ。

可憐に咲き、土地に根を張り、人を育てる。

今頃、海を見ながらギターでも弾いてるだろう。

その傍らに彼女に良く似た子供がいる。


風に揺れるレンゲの花は可憐だが、強いのだ。