『どうしたの?何があった?』
返信したがそれっきりだ。
電話をかけてみた。
繋がらない。電源が落とされている。
叩きつけるようにのドアを閉め、早智子は車に向かった。
奈保美のマンションまでは飛ばしても1時間はかかる。
早智子は、自分でも驚くぐらい乱暴に運転していた。
奈保美のマンションが見えてきた。
灯りが点いている。
カーテンの向こうで人影が揺れた。
(良かった、家にいる…)
エレベーターの行先ボタンを何度も押してしまう。
まだドアが半分も開いていないのに、無理矢理降りた。
奈保美の部屋に走って行き、ドアを叩こうとした時、
中から悲鳴が聞こえてきた。
「奈保ちゃん、あたしよ早智子よ!どうしたの、大丈夫っ!」
返事が無い。
ドアのノブを回し、引っ張ると鍵はかかっていなかった。
中に飛び込んだ早智子が目にしたのは、包丁を持った男と
倒れこんでいる奈保美であった。
その腕から流れ出した血が床に溜まっている。
「奈保ちゃんっ!」
ゆっくりと奈保美が顔を上げ、早智子を見た。
血の気が失せている。
13へ
返信したがそれっきりだ。
電話をかけてみた。
繋がらない。電源が落とされている。
叩きつけるようにのドアを閉め、早智子は車に向かった。
奈保美のマンションまでは飛ばしても1時間はかかる。
早智子は、自分でも驚くぐらい乱暴に運転していた。
奈保美のマンションが見えてきた。
灯りが点いている。
カーテンの向こうで人影が揺れた。
(良かった、家にいる…)
エレベーターの行先ボタンを何度も押してしまう。
まだドアが半分も開いていないのに、無理矢理降りた。
奈保美の部屋に走って行き、ドアを叩こうとした時、
中から悲鳴が聞こえてきた。
「奈保ちゃん、あたしよ早智子よ!どうしたの、大丈夫っ!」
返事が無い。
ドアのノブを回し、引っ張ると鍵はかかっていなかった。
中に飛び込んだ早智子が目にしたのは、包丁を持った男と
倒れこんでいる奈保美であった。
その腕から流れ出した血が床に溜まっている。
「奈保ちゃんっ!」
ゆっくりと奈保美が顔を上げ、早智子を見た。
血の気が失せている。
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