大妖怪の強さを探る旅も三回目だ。
前の二回は、身から出た錆とはいえ、
大変な目にあった。
少し事前のリサーチが足りなかったのかもしれぬ。
私は、今後を考え、ある人物にアポを取った。
妖怪のことなら、何もかも把握しているという
言葉を信じたのだ。
事実、その言葉を裏付けるだけの過去を
この男は持っている。
男、と書いた。
そう、感の良い方なら既にお気づきであろう。
ねずみ男である。
彼は待ち合わせ場所に、
吉祥寺ロンロン1Fのスタバを指名してきた。
あの格好の男と吉祥寺で会うのか…
私は臆する気持ちを抑え、待ち合わせ場所に
急いだ。
彼は一発で判った。
驚いた事に仕立てのよいスーツを着ている。
アルマーニのようである。
だがやはりネズミ色だ。
バナナクリームフラペチーノを
美味そうに飲んでいた。
それ以外にも沢山の物が山積みだ。
これを全部、腹におさめるのだから
やはり妖怪だ。
思い切って話しかけた。
あの、ねずみ男さんですか?
「ん?あ、あぁつくねちゃん?やっぱり大きいねぇ、
噂通りだ。わたし、ネズミ男。よろしく」
彼は名刺を出してきた。
肩書きには、ルポライター・妖怪研究家、と
書かれてある。
「んで?今日は何の取材?取材受けるのって
久しぶりだからさ、あがっちゃうよね」
そう言ってニヤニヤ笑う。なんだ、このテンション。
あ、ええとですね、私、妖怪の強さというテーマで
記事を書いてまして。
「妖怪の強さ?地味なネタだねぇ…」
そうぼやきながらも、彼は色々と教えてくれた。
確かに参考になった。
次回からの旅が楽しみである。
今日は、色々とありがとうございました。
これ、少ないですけど謝礼です。
ねずみ男さんは最近、何か良いネタお持ちなんですか?
「うん?ふっふっふ。まぁ、つくねちゃんだから
教えてあげよかな。これ。これ見て」
これは…何かのメールのコピーですか?
「うん、独自のルートで入手したのよね、
ホリエモンが、ある政党に送金しろって命令した
メール。第二弾!」
…あんたが黒幕だったのか。
「そう。面白いよねぇ…政治家って。
結局、奴等も妖怪なんだよ、つくねちゃん」
ニヤニヤと笑いながら、ねずみ男は吉祥寺の町の
人混みに消えていった。
テーブルの上には、彼が飲み食いした残骸が
山のように残っている。
なんだか、彼らしくないな、苦笑いする私の元へ
店員がやってきた。
「あの…」
はい、何か?
「あちらの方が、後から来る人に支払ってくれ、
と…お断りしたんですけど、無理矢理…」
請求書。36.750円。
ねずみ男、まだまだ腕は衰えてない。
前の二回は、身から出た錆とはいえ、
大変な目にあった。
少し事前のリサーチが足りなかったのかもしれぬ。
私は、今後を考え、ある人物にアポを取った。
妖怪のことなら、何もかも把握しているという
言葉を信じたのだ。
事実、その言葉を裏付けるだけの過去を
この男は持っている。
男、と書いた。
そう、感の良い方なら既にお気づきであろう。
ねずみ男である。
彼は待ち合わせ場所に、
吉祥寺ロンロン1Fのスタバを指名してきた。
あの格好の男と吉祥寺で会うのか…
私は臆する気持ちを抑え、待ち合わせ場所に
急いだ。
彼は一発で判った。
驚いた事に仕立てのよいスーツを着ている。
アルマーニのようである。
だがやはりネズミ色だ。
バナナクリームフラペチーノを
美味そうに飲んでいた。
それ以外にも沢山の物が山積みだ。
これを全部、腹におさめるのだから
やはり妖怪だ。
思い切って話しかけた。
あの、ねずみ男さんですか?
「ん?あ、あぁつくねちゃん?やっぱり大きいねぇ、
噂通りだ。わたし、ネズミ男。よろしく」
彼は名刺を出してきた。
肩書きには、ルポライター・妖怪研究家、と
書かれてある。
「んで?今日は何の取材?取材受けるのって
久しぶりだからさ、あがっちゃうよね」
そう言ってニヤニヤ笑う。なんだ、このテンション。
あ、ええとですね、私、妖怪の強さというテーマで
記事を書いてまして。
「妖怪の強さ?地味なネタだねぇ…」
そうぼやきながらも、彼は色々と教えてくれた。
確かに参考になった。
次回からの旅が楽しみである。
今日は、色々とありがとうございました。
これ、少ないですけど謝礼です。
ねずみ男さんは最近、何か良いネタお持ちなんですか?
「うん?ふっふっふ。まぁ、つくねちゃんだから
教えてあげよかな。これ。これ見て」
これは…何かのメールのコピーですか?
「うん、独自のルートで入手したのよね、
ホリエモンが、ある政党に送金しろって命令した
メール。第二弾!」
…あんたが黒幕だったのか。
「そう。面白いよねぇ…政治家って。
結局、奴等も妖怪なんだよ、つくねちゃん」
ニヤニヤと笑いながら、ねずみ男は吉祥寺の町の
人混みに消えていった。
テーブルの上には、彼が飲み食いした残骸が
山のように残っている。
なんだか、彼らしくないな、苦笑いする私の元へ
店員がやってきた。
「あの…」
はい、何か?
「あちらの方が、後から来る人に支払ってくれ、
と…お断りしたんですけど、無理矢理…」
請求書。36.750円。
ねずみ男、まだまだ腕は衰えてない。