「きさまは、あの時まりちゃんが」
唇を噛みしめて樹林がQ-13を睨みつけた。
まりちゃんが命を賭けて倒した相手なのだ。
それがのうのうと生きていることは、樹林にとって
許しがたいことだ。
樹林の気持ちを嘲笑うようにQ-13はチンチンをした。

「わふ。わふふふふ。あぁ愉快だ。
貴様の泣き顔を見たかったんだよ。
改めて自己紹介しよう。我が名はQ-14。
あの時やられたQ-13とは違うのだ。
我々の組織の霊体クローン技術をみくびってもらっては困る」

自慢気に胸を張るQ-14の背後にテケテケが近づいた。
「Q。そのぐらいにしておきなさい」

「うるせぇな。てめぇの指図は受けねぇよ。
偉そうにすんなよ、テケテケ女」

「ほっほう。あたしに逆らうの。ふーん。そう…」
テケテケさんの目が冷たく光る。
どこから取り出したか、フリスビーを構えた。

「よーし、Q。捕ってこーい」

「こら。馬鹿にすんじゃねぇよ。俺は人面犬なの。
フリスビードッグじゃねぇ…わおーん」

あっという間にQ-14はフリスビーを追いかけて
駆け出した。
落ちる寸前でフリスビーを咥え、矢のように
戻ってくる。

二十五へ