さ、まずはここや。金鱗湖。鮒が沢山いるのやな。その鱗が夕日に反射して金色に見えると……

こら、君ら話聴いてるか。アフロくん、髪の毛に何隠した。

「え?おやつ用の鮒を少しすけど」

放してやり。
全くもう、魚を前にして、俺が必死で自分を抑えてるのに。

続いて観光辻馬車や。馬のくりちゃんがノンビリと案内してくれるんや。


こら。こらーチャリ~っ!なんでお前だけチャリンコで

「ふっふっふ。一度、馬と勝負したかったのさ!ちりんちりん」

あぁ。くりちゃんが本気を出してしまった!ひぇぇぇぇ~


も、もう観光は止めじゃいっ!
風呂行くっ!

今日の宿はここや。
山のホテル夢想園。
さ、入るで。


「すげーすね!」

「いい感じなのさ」

「お客様、申し訳ございませんが、危険な動物は立ち入りをお断りしておりまして」

「え?そうなんすか」

「じゃあ乱さん、ここでお別れなのさっ!」


ちょ待てて、おぉい…
せめて晩飯を~

「これどうぞっす!」


あ、アフロくん、すまんなぁ…


鮒かよっ!


というわけで、散々な旅だったが、何やら二人ともお気楽になったようだ。

その証拠に、アフロくんのアフロは2mになっている。
チャリくんは左右の腕に3っつずつベルを着けていた。


気楽に行こうや、二人とも。