武士は琵琶のケースを調べているようである。
だが確認は出来ない。
目を開けてはならぬのだ。

「ほほう…この箱に貼ってあるのは何じゃ?
可愛い女子の絵か…可愛いのぅ。なんとまぁ可愛らしい。
……鎧に貼っちゃおうかな。いいよな、少しぐらい。
…もらっとこう。」

ペリ。

ペリリ。

シールが剥がされる音がした。

な、何をする気だ俺の岩原さとみちゃんにっ!
思わず芳一は目を開けてしまった。

視線を感じた武士が振り向いた。

「目玉。目玉が浮いておる。さて、面妖な…まぁ、良い。
これを土産に持って帰ろう。これが今夜の目玉商品ってな」


芳一の目に指が突っ込まれた。